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海外就職したら家族は?〜海外企業で働く先輩に聞こう!就職リアルレポート〜

くまにぃ

この記事は海外で勤務されているS子さんに寄稿していただきました。海外で働きたい就活生や転職者の方の参考になれば幸いです。

海外就職を目指す(もしくは海外就職を控えている)学生のみんなへ。ここでは一足先に海外で仕事をしているワタクシS子が、日本を離れて海外で働きはじめ、「え?!こんなことあるの?!」「そんなの予想してなかった…!」「もっと早く知っていれば!」と思わずつぶやいた、驚きと発見の出来事をセキララにお伝えしていきます。

S子プロフィール

大学卒業後、日本で小売店販売員として3年間勤務。学生時代に旅したアジア諸国の人たちのラテン系なノリと空気感が忘れられず、英語も満足に出来ないままに海外転職を開始。奇跡的に東南アジアの某現地出版社から内定をもらい、編集部員として入社。言語と文化の壁にぶち当たりながらも、持ち前の好奇心と行動力で見事異国に馴染みだし、2年目には旅行会社の臨時スタッフとして日本人ツアー客の引率や通訳を務めるようになる。日本語試験の監督といった海外ならではのアルバイトも経験有。今年海外企業勤務5年目を迎える。

海外就職、家族にはもう報告した?

海外就職を目指しているみんなは、その意思をすでに両親を始めとした家族に伝えていますか?「自分の道は自分で決めるから関係ない。」「自分で何でも出来るから、報告なんてしなくてもいい。」そう思っていませんか?恥ずかしながら、私も若かりし頃はそう思っていました。

しかし実際にそうは言っていられないと海外に出てみてから痛感。日本にいる家族の存在は、海外就職者にとってとってもとっても大きな存在なのです。

思わぬアクシデントに巻き込まれた!緊急連絡先は?!

日本を出て、3か月以上外国に滞在する場合は、滞在先の日本大使館又は総領事館へ行き「在留届」を提出することが日本の旅券法で義務付けられています。これを提出しておかないと、万が一滞在国でテロに巻き込まれた、自然災害に遭遇した、というアクシデントに見舞われた場合に身元がすぐに把握できず問題解決が遅れてしまう可能性が出てきます。

ちょっと大げさなようですが、海外で働くというのはこういうリスクが伴う事も覚えておかないといけません。このような緊急時に控えておきたいのが、滞在国と日本国内の連絡先。日本にいる家族の連絡先は、緊急連絡先として企業側にも伝えておくのが良いでしょう。

日本国内住所を一つ持っておくと◎

私が現在働いているのは、東南アジアの中でもまだまだ発展途上中の後進国。郵便事情もあまり良い噂を聞いたことがなく、郵便物の紛失・遅延は当たり前。そこで困ったのが日本国内で契約していたキャッシュカードや銀行の住所変更。

海外住所を提出して、重要書類を国際便で送付され、紛失しても困る!どうしよう!と考えた時に利用したのが実家の住所。自分宛の郵便物はとりあえず全て保管しておいてもらい、一時帰国や日本出張の際に、日本国内の滞在先ホテルまで送ってもらうか(お届け時間を数時間単位で指定できる日本って素晴らしい!!)、実家まで取りに行く。

面倒に感じるかもしれないけれど、郵便事情が整っていない国に滞在する身としては、今のところこの方法が一番確実で安全。周りの日本人同僚も同じような方法を取っています。

書きっぱなしのブログでも大活躍!

“便りがないのは元気な証拠“と言っても、やはり子供がどんな日常をおくっているか気になるのが親心。だからと言ってわざわざメールや手紙を送るのも億劫だし、日本にいた頃はそこまで連絡を取らなかったのに海外在住になったとたんZoomでビデオチャットするのも気恥ずかしい。そんな方におすすめしたいのはブログ開設!私も海外就職が決まってから個人ブログを開設。これが親との良いコミュニケーションツールになっています。

ご当地ならではの食べ物や今日買ったもの、職場であった面白話など、写真1枚と数行のテキストを付けてアップしているだけで、親からコメントが付くというわけでもない。けれど一時帰国するたびに「あんたのブログ見るたびに、生存確認(笑)できて良いわ~。」と笑顔を見せてくれる。

インターネットにうとい両親だったので、事前に私のブログをブックマーク(お気に入り登録)しておき、「パソコン起動→ネット接続→お気に入りボタンを押す」の3ステップで閲覧できるようにしていたのも良かったのかもしれない。日本の家族へ自分の近況を伝えるツールを一つ用意しておくと、自分も家族も気持ちよくすごくことが出来る。

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  • この記事を書いた人

くまにぃ

1983年福岡県育ち。人材×IT領域の経営者兼投資家。『就活・転職初心者の方、ビジネス力を上げたい方の難易度を下げる』をテーマに発信しています。【経歴】明治大学→学生起業→広告代理店(新卒)→採用コンサル起業→ITスタートアップ起業→一部上場企業へM&A→投資家【実績】年間約1万人参加の就活生向けセミナー実施

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